2014年08月05日

ハリウッド版「ゴジラ」(ネタバレ…してるかも)

一年近くぶりの更新です(^^;
ちょっと模型離れしてしまっております。

先月末に見た「ゴジラ」(2014)について、書きたくなったので、久々の更新となりました。

確かに映像や音響はすごい。泳いでるシーンは格好いい!
…でも、あれでいいのか!ゴジラよ!…という感じもします。

ゴジラといえば、原水爆実験の結果に誕生してしまった怪物で、そんな怪物を生んでしまったことを人間に悔いさせるべき存在だと思うわけですよ。少なくともオリジナルのゴジラ(1954)は、そういうストーリーだったと思います。
ところが今回のゴジラは、人間に「原水爆」というエサをもらい、
「ここまで育ててもらったから、恩返ししちゃうよ!」
てな行動をするわけです。人間側が「ゴジラは救世主か!?」という感想を持ってしまうほどに。

「オリジナル版の本質的な要素を活かす」という制作サイドの姿勢って、造形や音響についてだけなのか?って疑わざるを得ません。芹沢博士(渡辺謙)の父親が広島で被爆したこともあり、彼は最後まで核の使用に反対するっていうエピソードが、申し訳程度に入っているけど、本当に「申し訳程度」に反核してるだけ。

これが「ゴジラ」でなく別の怪獣だったとしたら、これほどの違和感なく見られたと思いますが、ゴジラという怪獣の出自を考え、なおかつ「オリジナルを尊重している」という制作陣の言葉を聞いてしまうと、日本人としては「違うだろ、アメリカ人よ」と思わざるを得ませんでした。

次回作も制作されるようなのですが、結局「人間のヒーロー、ゴジラ」という筋書きになってしまうのかな…。まあ、かつての東宝版でもそういう流れになっちゃってたから、もう仕方ないのかな…。
タグ:映画 閑話
chandler2001 at 01:00 | Comment(2) | 一般


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